【W杯小話・特別編】最後まで王者だった3人|誇りと、闘いと、信頼。その先に残った覚悟。
【W杯小話・特別編】最後まで王者だった3人
誇りと、闘いと、信頼。その先に残った覚悟。
どうも、うがちでトニーです。
世界一には、あと一歩届きませんでした。
でも、下を向く試合ではありませんでした。
アルゼンチンが見せてくれた120分は、
王者と呼ぶにふさわしい時間やったと思います。
決勝の相手は、スペイン。
ヤマル。
オルモ。
ニコ・ウィリアムズ。
大会を通して勢いに乗ってきた赤き王者との一戦でした。
試合は、押し込まれました。
何度もゴールへ迫られました。
数字だけ見れば、スペインが主導権を握り続けた120分やったと思います。
でも。
アルゼンチンは、崩れへんかった。
最後の最後まで耐え。
最後の最後まで戦い。
最後の最後まで、このチームらしさを失いませんでした。
ただ。
トニーが気になったんは、負けたことやない。
世界一を逃したことでもない。
それでもなお。
最後まで王者に見えたことなんよ。
止める者がおる。
身体を張る者がおる。
最後まで託される者がおる。
その3つが最後まで残っていたから、アルゼンチンは王者やったんやと思う。
トニーが決勝で印象に残ったのは3人。
エミリアーノ・マルティネス。
クリスティアン・ロメロ。
リオネル・メッシ。
誇り。
闘い。
信頼。
最後まで王者だった3人を、
オブ缶片手にもう一段うがってみようと思う。
最後まで王者だった誇り、エミリアーノ・マルティネス
エミリアーノ・マルティネス
正直に言う。
決勝で一番忙しかった選手かもしれへん。
スペインは攻め続けた。
ヤマルが仕掛ける。
ニコ・ウィリアムズが走る。
オルモが隙を狙う。
何度もゴールへ迫ってきた。
でも。
そのたびに立ちはだかったんが、エミや。
一本止める。
また一本止める。
その繰り返しやった。
もちろん。
ゴールキーパーなんやから、止めるのは仕事や。
そう言われたら、その通りなんかもしれへん。
でも。
トニーが見ていたんは、セーブの数やない。
何本止めても。
何度押し込まれても。
表情が変わらへん。
その姿やった。
苦しい時間ほど。
ゴールキーパーの空気は、チーム全体へ伝わる。
焦れば、守備も焦る。
不安になれば、その空気も広がる。
でも。
エミは最後まで前を向いていた。
味方を動かし。
身体を張り。
何度でも立ち上がる。
トニーは思う。
エミが守っていたんは、ゴールだけやない。
王者としての誇りなんよ。
優勝できるかどうかは分からない。
それでも最後まで諦めない。
最後まで胸を張る。
その姿勢が、アルゼンチンをアルゼンチンらしくしていた。
だから今回は、
最後まで王者だった3人。
エミリアーノ・マルティネスは、王者の誇りを最後まで守り続けた。
最後まで王者だった闘い、クリスティアン・ロメロ
クリスティアン・ロメロ
正直に言う。
センターバックって、目立たへん。
ゴールを決めるわけでもない。
派手な拍手を浴びることも少ない。
でも。
決勝を見終わって、一番身体を張っていたんは誰やったか。
そう聞かれたら、トニーはロメロの名前を挙げる。
スペインは攻め続けた。
ヤマルが仕掛ける。
ニコ・ウィリアムズが走る。
オルモが隙を狙う。
そのたびに。
ロメロは、一歩前へ出た。
もちろん。
センターバックなんやから、守るのは仕事や。
そう言われたら、その通りなんかもしれへん。
でも。
トニーが見ていたんは、クリアの数やない。
相手より先に身体を入れる。
危ない場所へ迷わず飛び込む。
痛くても、また立ち上がる。
その繰り返しやった。
トニーは思う。
ロメロが守っていたんは、ゴール前だけやない。
仲間が最後まで戦える時間なんよ。
もし。
あの一歩が遅れていたら。
もし。
あの身体が出ていなかったら。
延長戦まで辿り着けなかった場面も、きっとあった。
勝てば英雄。
負ければ何も残らない。
センターバックは、そんな厳しいポジションやと思う。
それでも。
ロメロは最後まで逃げへんかった。
だから今回は、
最後まで王者だった3人。
クリスティアン・ロメロは、最後まで王者の闘いを続けた。
最後まで王者だった信頼、リオネル・メッシ
リオネル・メッシ
正直に言う。
決勝のメッシは、自由にはさせてもらえへんかった。
ボールを持てば囲まれる。
前を向けば消される。
いつものように、簡単に時間を動かせる試合ではありませんでした。
スペインも分かっていたんやと思う。
メッシへ渡った瞬間。
何かが起きる。
だからこそ。
その前で止めようとしていた。
でも。
アルゼンチンの選手たちは、最後までメッシを探した。
苦しくなった時。
前へ出られなくなった時。
もう一度、攻撃を始めたい時。
ボールはメッシへ集まった。
もちろん。
メッシなら全部解決してくれる。
そんな簡単な話やない。
決勝まで来れば、相手も世界最高峰や。
それでも。
最後に託したい。
最後に持っていてほしい。
最後に何かを起こしてくれるかもしれない。
その気持ちが、ピッチの中にずっと残っていた。
トニーは思う。
信頼って、活躍した時だけ集まるものやない。
うまくいかない時間にも。
苦しい時間にも。
それでも託され続けることなんやと思う。
メッシが持てば。
まだ終わってへん。
メッシが前を向けば。
まだ一本ある。
メッシが立っている限り。
アルゼンチンは、最後まで諦めていなかった。
この大会で。
メッシは何度もチームを救ってきた。
でも決勝でトニーが見たんは。
メッシがチームを支えた姿だけやない。
チーム全員が、最後までメッシを信じ続けた姿やった。
ゴールがなくても。
世界一に届かなくても。
最後まで託される。
それは、誰にでもできることやない。
だから今回は、
最後まで王者だった3人。
リオネル・メッシは、最後まで仲間から託され続けた。
その信頼が、アルゼンチンを最後の瞬間まで王者にしていた。
本当は、この3人で終わるつもりでした。
でも。どうしても。
あの瞬間だけは、書かずにはいられませんでした。
最後まで王者だった覚悟、エンソ・フェルナンデス
エンソ・フェルナンデス
正直に言う。
あの退場は、見ていて苦しかった。
時計を見るたびに。
もう少しや。
どうにか、このまま耐えてくれ。
そんな空気がピッチを包んでいました。
試合は終盤。
延長戦が、すぐそこまで迫っていました。
アルゼンチンは、一人ひとりが限界まで走っていました。
エンソも、その一人です。
もう1枚で退場。
それは、本人が一番分かっていたはずです。
それでも。
目の前の相手を見送ることはできませんでした。
身体が先に動く。
仲間を助けたい。
あの瞬間は、その一心やったんやと思います。
結果は、2枚目のイエローカード。
エンソは、ピッチを去ることになりました。
もちろん。
退場は褒められるプレーやない。
できることなら、11人のまま戦い切りたかった。
それが一番です。
でも。
トニーは思いました。
あそこで見送るという選択は、エンソにはなかったんやろうな、と。
突破を許せば、決定機につながるかもしれない。
だから止める。
退場になるかもしれなくても、止める。
それが、あの瞬間のエンソの答えでした。
エミが最後までゴールを守った。
ロメロが最後まで身体を張った。
メッシが最後まで希望を背負った。
その姿を、エンソも同じピッチで見ていました。
だからこそ。
自分だけが足を止めることは、できなかったんやと思います。
退場という結果だけを見れば。
苦い終わり方やったかもしれへん。
でも。
あのプレーに、逃げるという選択肢はなかった。
トニーは思います。
王者って。
最後まで綺麗なままでは、終われへん。
泥だらけになっても。
倒れても。
それでも、仲間のために前へ出る。
エンソ・フェルナンデスは、退場するその瞬間まで。
王者の覚悟を、最後まで貫きました。
だから今回は、
最後まで王者だった3人。
エミリアーノ・マルティネスが守った誇り。
クリスティアン・ロメロが貫いた闘い。
リオネル・メッシへ託され続けた信頼。
そして。
本当は書く予定じゃなかった、もう一人。
エンソ・フェルナンデスが最後まで見せた覚悟。
まとめ
試合終了の笛が鳴りました。
スペインが歓喜に包まれる一方で。
メッシは、ピッチに座り込み、その景色を静かに見つめていました。
世界一には届きませんでした。
きっと、誰よりも悔しかったと思います。
それでも。
最後まで仲間とともに歩き。
最後までアルゼンチン代表のキャプテンであり続けました。
トニーは思います。
王者は、トロフィーを掲げた瞬間に生まれるものやない。
苦しい時間に何を守るか。
追い込まれた時に、どう戦うか。
勝てなくても、誰を信じるか。
そして。
最後の最後まで、仲間のために身体を張れるか。
エミが守った誇り。
ロメロが貫いた闘い。
メッシへ託された信頼。
エンソが見せた覚悟。
その全部があったから。
トニーには、アルゼンチンが最後まで王者に見えました。
世界一は、スペインでした。
でも。
最後まで王者だったんは、トニーの中ではアルゼンチンでした。
――うがちでトニー、オブ缶片手に、負けてもなお王者に見えた理由をうがってみました。
◆決勝前のアルゼンチン編はこちら◆
- 【W杯小話・特別編】白と水色の王者を作る3人 ▷▷▷ こちら
本記事は「オオカミ被ってtoto予想」およびサッカー観測小話の記録です。
toto予想・試合観測・選手へのうがち視点を通じて、
サッカーの流れや違和感を個人的に追いかけています。
■関連観測プロジェクト
- ろん教授の量子toto学
- うがちでトニーのオオカミ被ってtoto予想
- のんぷりん助教授の原資POI学
- 量子toto学の原型|プロトタイプ観測ログ
観測を最初から追う → 観測の入口
※本記事は個人の観測・記録をまとめたものです。ブログの運営方針および免責事項については「はじめに」をご覧ください。
